速筋と遅筋は、筋肉の部位名ではなく、筋肉の働きを示している言葉で、一言で言ってしまえば、筋肉が縮む速度の速さによって名前が分かれています。
縮む速さが早いものが速筋。そして、縮むのが遅いものを遅筋と呼びます。
速筋とは
速筋は瞬間的に力を発揮する瞬発力に必要な筋肉で、瞬間的には力を発揮できますが、長く持続することは出来ず、無酸素運動時に使われる筋肉です。
速筋は白い色をしているので白筋とも言われています。
普段の生活ではあまり活躍する場は無いですが、重いものを持ち上げたり、ジャンプしたりするときに使われる筋肉になります。
鍛えることで大きくなりやすいのが、この速筋と呼ばれる筋肉です。
遅筋とは
遅筋は持久力を司っている筋肉です。
大きな力を発揮するわけではありませんが、ジョギングのような有酸素運動時に使われる筋肉で、遅筋を鍛えることによって持久力が付きます。
遅筋は赤い色をしているので赤筋とも呼ばれています。
日常生活の中で使われている筋肉の殆どは遅筋です。